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サステナビリティ

サステナビリティの推進に向けて

ザイマックスグループは、経営理念「新しい事業モデルの創造によるリーディングカンパニーへの挑戦」、「働くひとが元気であり続ける経営の実践」のもと、国連グローバル・コンパクトが提唱する「人権」「労働」「環境」「腐敗防止」の4分野10原則を支持し、社会に貢献し続けていくことを基本方針としています。

サステナビリティ推進体制

ザイマックスグループは、環境や社会の課題解決に向けた取り組みを推進するため、2021年3月に「サステナビリティ委員会」を設置しました。当委員会は、代表取締役代表執行役員社長が委員長を務め、監査等委員である取締役が陪席の上、委員は取締役会が適切と認めた執行役員6名で構成されています。年4回開催されるサステナビリティ委員会では、具体的な企画・推進を行い、グループ横断的にサステナビリティの取り組みを着実に進めます。
また、サステナビリティ推進室を設け、専任のメンバーを配し、実務面での部署連携や、グループ内イントラネットを通じた啓蒙・意識向上を図っています。

サステナビリティ推進体制

イニシアチブへの賛同・参加

国連グローバル・コンパクトへの賛同

ザイマックスグループは、2023年8月、「国連グローバル・コンパクト(UNGC)」に賛同し、署名しました。

※UNGCは、国連と民間(企業・団体)が手を結び、健全なグローバル社会を目指す、世界最大のサステナビリティイニシアチブです。
UNGCに署名する企業・団体は、「人権の保護」「不当な労働の排除」「環境への対応」「腐敗の防止」に関わる10原則に賛同し、その実現に向けて努力を継続することが求められています。

環境への取り組み

ザイマックスグループは、持続可能な社会の実現を目指し、「ザイマックスグループ環境方針」に沿って、地球環境と調和した事業活動の推進に努めます。

ザイマックスグループ環境方針

  • 1. 基本施策

    環境関連法令の遵守に加え、事業活動と関係する重要性の高い環境課題について解決に向けた取り組みを進めます。

    • ・気候変動の緩和と適応
      温室効果ガスの排出抑制やエネルギー使用の削減と効率化等による気候変動の緩和に取り組むと共に、
      リスクおよび機会の把握と対策により気候変動への適応に取り組みます。
    • ・持続可能な資源の利用
      廃棄物の削減、リサイクルの促進、水資源の有効利用等により、持続可能な資源の利用に取り組みます。

    上記の取り組みの推進により、汚染の予防や生物多様性の保全に貢献します。

  • 2. 教育と情報開示

    社員への環境教育に努めるとともに、本方針の内容および当社の環境に関する情報を社内外へ公表します。

  • 3. 取引先への要望
    取引先のみなさまにおかれましては、本方針を支持いただき、
    当社グループと協働して環境保全の取り組みを進めていただくことを要望します。

気候変動

ザイマックスグループは、以下の基本姿勢をもって気候変動対応に取り組むものとし、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)の提言に沿って情報開示を行います。

  • 1. 「総合不動産サービスプロバイダー」として事業や企業経営に資する不動産の活用や価値最大化を推進するにおいて、気候変動への対応は重要な経営課題と位置付け、グループ全体で気候変動の緩和と適応に向けた取り組みを推進する。
  • 2. パリ協定や我が国政府の方針を踏まえ、2050年カーボンニュートラルを目指す。
    • ・省エネルギーや脱炭素を推進する管理手法の開発を進め、
      自らはもとより顧客における同活動の推進に寄与することを目指す
    • ・ゼロエミッション達成のための手法やサービスメニューについての情報を収集し、
      顧客からの要請に応え、その推進に寄与することを目指す
  • 3. 気候変動対応を事業機会の拡大・創出につなげるべく、気候変動に係るリスク・機会を分析する。その結果を踏まえた対応策を策定し、具体的な目標を設定した上で進捗を管理する。
  • 4. 目標実現に向け、ザイマックスグループ全体で取り組むとともに、さらに必要に応じて不動産所有者や利用者、そしてサプライチェーン等とも協力し、取り組みを進める。

TCFD提言に沿った情報開示

ザイマックスグループのTCFD提言に沿った開示内容はこちらをご参照ください。

GHG排出量削減に向けた目標と取り組み

ザイマックスグループでは、2030年度までに、自社の事業活動から排出されるGHGの2022年度比50%削減を目指しています。エネルギーマネジメント部を中心としてグループ横断的に、削減目標の達成に向けた取り組みを進めています。

自社で利用するオフィスや、自社で保有するからくさホテル、リネンサプライ工場、サテライトオフィスサービス「ZXY(ジザイ)」において、エネルギー使用量を把握し、設備の運用変更やセンサー等の機器の設置といった工夫を徹底することで、そこで働く従業員や利用するお客様にとって快適性を損なわずに無駄なエネルギー消費を低減するための取り組みを推進しています。
また、全国に拠点を有するザイマックスグループのサテライトオフィスサービス「ZXY」直営拠点では、非化石証書やJクレジットを活用しています。

分類 排出量(tCO2)
22年度 23年度
Scope1 3,978 4,841
Scope2 13,146 11,611
Scope 1+2 17,124 16,453
Scope3
カテゴリ
内訳
1 購入した製品・サービス 94,418 108,893
2 資本財 14,584 19,417
3 Scope1・2に含まれないエネルギー関連活動 3,267 4,378
4 輸送、配送(上流) - -
5 事業から出る廃棄物 - 2,484
6 出張 418 935
7 雇用者の通勤 772 1,632
8 リース資産(上流) - -
9 輸送、配送(下流) - -
10 販売した製品の加工 - -
11 販売した製品の使用 23,611 5,480
12 販売した製品の廃棄 83 16
13 リース資産(下流) 4,730 3,511
14 フランチャイズ - -
15 投資 - -
Scope3 計 141,883 146,747

※ 株式会社ザイマックスグループおよび連結子会社を算定対象とする。
※ 算定対象期間は、各年4月1日~3月31日。
※ 2022年度排出量は、一般財団法人日本品質保証機構(JQA)による第三者保証を取得済み。
※ Scope1+Scope2の合計値は、Scope2マーケットベースを利用する。
※ 「-」は対象となる活動がない。2022年度はCat5はCat1に含む。

資源

ザイマックスグループは、持続可能な社会の実現に向けて、「環境方針」に基づき、廃棄物の削減、リサイクルの促進、水資源の有効利用等により、持続可能な資源の利用に取り組みます。

  • ザイマックスグループ全体における廃棄物量排出量や水使用量等の把握
  • リネンサプライ工場における使用済みリネン材の再利用
  • からくさホテルにおける資源の有効活用の推進
使用・排出量 23年度
産業廃棄物 8,364トン
上水 243,524㎥
中水 71,364㎥
下水 431,716㎥

働く人への取り組み

ザイマックスグループは、「働く人が元気であり続ける経営の実践」に向け、多様な人がいきいきと働くことができる組織づくりを目指しています。

「人」が生き生きと働くための取り組み

多様な働き方の実現に向けて

多様な「人」が元気に自分らしく働くための取り組みとして、女性従業員が産休や育休などのライフサイクルに対応しやすい雇用形態や、ビルメンテナンスの現場に従事する従業員が定年後70歳まで正社員として働き続けられる会社形態などを整備しています。また、技能実習生・特定技能が働きやすい体制づくりの一環として、オフィスビル・ホテル・商業施設等の清掃業務を行うザイマックスサラでは自社社員寮「ザイマックスインターナショナルハウス」を設け、ビルクリーニング技能士3級試験のフォロー体制などを整えています。

働きがいの実現に向けて

働く人それぞれにとって働きがいがあり、前向きに成長し続けられる環境づくりの一環として、ジョブ型人事制度や、資格取得報奨金・資格手当制度を設けています。また、プロとしての技術が求められるビルメンテナンス事業や不動産マネジメント事業においては、未経験の従業員も不安なく現場の業務に取り組み、更にスキルアップを目指すことができる研修施設として、「ザイマックスビルメンテナンス技能研修センター」を設立し、中期的な技能研修を行っています。

ザイマックスビルメンテナンス技能研修センター 画像1

ザイマックスビルメンテナンス技能研修センター

ザイマックスビルメンテナンス技能研修センター 画像2

「人」と「組織」をよりよくつなぐための取り組み

社内コミュニケーション活性化に向けて

グループ内の活発な情報発信・共有に向け、グループ内の日々の情報をタイムリーに共有するポータルサイト「からくさステーション」、経営戦略や部署・個人の活躍を伝えるグループ社内報「からくさ」、経営陣がライブ出演しグループのビジョンや方針を発する「からくさTV」などを運営しています。また、従業員がパーソナリティを務め働く人やイベントを紹介する社内ネットラジオや、従業員からの動画投稿による事業紹介サイトの運営など、「人」と「組織」双方向におけるコミュニケーションの場を設けています。

人と組織がつながる機会づくりに向けて

入社時や昇格時など、従業員個々のステージに応じた「ROD研修」や「フォローアップ研修」を実施し、新しい環境での自身の役割をあらためて認識し、グループや各事業の戦略・目的を理解する機会を設けています。また、働く場所や職種・職級を超えたグループの役職員同士が繋がる場として、山梨県北杜市に研修施設「ザイマックスヴィレッジ」を設立しています。

ザイマックスヴィレッジ 画像1

ザイマックスヴィレッジ

ザイマックスヴィレッジ 画像2

人権尊重

ザイマックスグループは、国連「ビジネスと人権に関する指導原則」に沿って、ザイマックスグループ人権方針を制定しています。

重要な人権課題の特定にあたっては、ザイマックスグループの事業活動に関連して発生しうる人権侵害のリスクを洗い出し、関連する事業部門等における対応状況を踏まえ、深刻度と発生可能性の観点から評価を行い、優先的に対応すべき人権課題を特定しました。

労働安全衛生

ザイマックスグループでは、安全な労働環境づくりに向け、労使協定や労働安全衛生管理規程などの整備に加え、不動産マネジメント事業やホテル事業、工務系事業など、業務の特殊性に応じた個別の安全衛生教育を行っています。

サプライチェーンマネジメント

ザイマックスグループは、以下の通り「サプライチェーン方針」を制定しています。

当社グループの安定した事業の継続には、お取引先との健全な協力関係が欠かせません。
お取引先のみなさまにおかれましては、当社グループのサステナビリティに対する考え方や各種方針を支持いただき、当社グループと協働して取り組みを進めていただくことを要望します。

ガバナンスへの取り組み

ザイマックスグループは、企業価値の継続的な向上のため、透明性と客観性の高い経営システムや内部統制システムの整備を進めています。

ガバナンス推進体制

ザイマックスグループは、日本国内法(海外事業所においては所在地の現地法)に準拠した事業活動の実施に加え、各種規程の整備を行い、腐敗の防止に向けた対策・体制を徹底しています。

ガバナンス推進体制

コンプライアンス

ザイマックスグループは、コンプライアンスの向上に向け、代表取締役代表執行役員社長を委員長とする「コンプライアンス委員会」を設置し、役職員の行動規範である「コンプライアンスノート」や、公益通報者保護法ならびに関連法規に則った「内部通報制度」を制定しています。また、反社会的勢力への対応を徹底するため、「反社会勢力排除規程」や「反社会勢力との関係遮断に関する規則」を定め、日々の業務で実施する反社会的勢力調査に関するマニュアル類を整備しています。

リスクマネジメント

ザイマックスグループでは、最高責任者を代表取締役代表執行役員社長としたリスク管理体制を運用しています。当社全体のリスク予防、危機対応等のリスク管理全般に関する責任者としてリスク管理部門担当役員を任命し、代表取締役代表執行役員社長を委員長とする「リスクマネジメント委員会」を設置の上、四半期に1回開催し、リスクの横断的な収集、分析、評価、対応を行っています。

情報セキュリティ体制

ザイマックスグループは、重要な情報資産の保護と情報利活用の両立を図ることを目的とし「情報セキュリティ基本方針」を定めています。また、日々の業務における情報セキュリティを確保するための指針として「情報セキュリティ対策基準」「情報管理ポリシー」や各種ガイドラインを定めています。

個人情報保護

ザイマックスグループは、「個人情報の保護に関する法律」を遵守した運用を行っています。適法かつ公正な手段を用いて個人情報を取得するとともに、「個人情報保護方針」を定め、利用目的の公表、通知、明示等を行い、保有するデータの安全な管理体制を構築しています。

災害対策・BCP

ザイマックスグループでは、大震災やその他の自然災害が起きた際に、グループの従業員とその家族の安全を確保した上で、重要な業務を組織的に継続するための体制を構築しています。また、迅速に従業員の安否確認が取れるシステムを導入し、実効性を高めるために定期的に安否確認訓練などを行っています。