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トップメッセージ

辛島 秀夫

代表取締役
代表執行役員社長

辛島 秀夫

不動産を守り、活かす力と、
仲間の力で未来の課題に挑む

ザイマックスグループは、2025年に設立25周年を迎えました。その節目をはさんだ前後3か年、私たちは、グループの未来のあり方と、これからの経営について議論を重ねてきました。

事業や地域、そこで働く人が大きく広がった今、改めて私たちの歩みを振り返ると、多様に見える事業や取り組みの根底には、創業以来変わらない二つの考え方がありました。

それは、「新しい事業モデルの創造によるリーディングカンパニーへの挑戦」と、「働く人が元気であり続ける経営の実践」という二つからなる経営理念です。

この二つは、それぞれ独立したものではありません。働く人が力を発揮し、仲間とともに考え、挑戦するからこそ、新しい事業やサービスが生まれる。そして、新しい挑戦の機会が、人と組織を成長させ、次の挑戦へと向かう力になる。私たちは、その循環によって成長してきました。

私たちの出発点は、当時まだ日本に根づき始めたばかりだったプロパティマネジメントという新しい仕事に挑み、その第一人者を目指したことでした。

多様な不動産の運営に深く携わる中で、建物を安全で快適な状態に保ち、その価値を長く守る力を養ってきました。同時に、稼働や収益、テナントや利用者、そこで営まれる事業までを見つめ、不動産の可能性を引き出し、より良く活かす力も磨いてきました。

そして、この「不動産を守り、活かす力」をもとに、私たちは企業の不動産に関する事業や経営の課題に向き合い、CREの領域へと取り組みを広げてきました。

さらに、訪日外国人旅行者の増加を見据えたホテル事業、働く場所の多様化を先取りしたサテライトオフィスサービス、社会を支える供給力の不足に対応するリネンサプライ事業など、社会の変化によって生まれる課題に対しても、新しい事業をつくってきました。

近年では、自治体や公益法人等が保有・運営する公共施設にもサービスの幅を広げています。私たちが目指すのは、施設を適切に維持することだけではありません。公共不動産を地域の大切な経営資源として捉え、その先にある行政サービスや地域の持続性まで見据えて、ともに未来を考えることです。

また、私たちの事業にも直結する深刻な人手不足に対しては、単に必要な働き手を確保するのではなく、シニア層や外国籍人材をはじめ、多様な人が集まり、力を発揮できる仕事や働き方の仕組みづくりに取り組んでいます。そして、その活躍の場をさらに広げることにも挑戦しています。

人口減少や人手不足、建物やインフラの老朽化、働き方や暮らし方の多様化、環境・エネルギー問題、地域ごとに異なる課題、そしてAIをはじめとするデジタル技術の進展。さまざまな変化が重なり合う今、不動産そのものだけを見ていては、解けない課題が増えています。

その不動産を誰が使い、そこでどのような事業が営まれ、地域や社会の中でどのような役割を果たすのか。人、事業、地域、社会との関係の中で、不動産を捉えることが必要だと私たちは考えました。

そのために、グループの一社一社、事業の一つひとつが、お客さまや地域に近い場所で課題を捉え、自ら考え、挑戦していきます。同時に、グループが培ってきた人材や知見、信用、専門性を互いにつなぎ、仲間の力をより大きな価値へと変えていきます。

AIをはじめとする新しい技術についても、私たちは人を主語に置きます。人かAIかという二者択一ではなく、人が技術とどう向き合い、どう活かすのかを考える。人の知恵や経験と技術の力を掛け合わせることで、働く人がより力を発揮し、元気であり続け、やりがいを持って働ける仕事や環境をつくり、そこから新しい価値を生み出していきたいと考えています。

私たちは、不動産を守り、活かす力と、仲間の力を掛け合わせ、人、事業、地域、社会が抱える課題に向き合い、その解決に挑戦してまいります。